shilog

ログです。

痛み止めが頭にも効いてるかも日記

丁寧様の歯医者へ行く。初診時に妙に丁寧で腰の低い解説をなさり、インフォームドコンセントの概念を3次元に表現するとこのようになるのだろうという印象を受けた医者だ。
今日のミッションは神経の奪還だ。親知らず手前の虫歯の神経を抜いてその存在意義を「以前虫歯であったもの」まで推し進めるのが目的だ。その後の「元歯がアイデンティティを取り戻すための旅は長いものとなるだろうが。

時は無常に世界を区切る。ベッドに寝そべる俺は大まかな作戦地域でしかなく、不確定要素も稀。ターゲットはあくまで口腔内という主戦場の中にあるのだ。今はこちらが主。脳だの四肢だのは置物にもならんのだ。
隊長たる医師は僕にミッションの簡単な説明をする。簡潔で無駄が無く気配りもある。装備を的確に隊員たる看護士に指示する隊長。隊員の手際もよい。よく訓練されたチームだ。好感が持てる。

ミッションは完成されたオペレーションで組み立てられ、隊長の的確な技術と周囲へのフォローにより全体を完全な球体へと纏め上げる。端を謎っても鋭角部分の感じられない結晶。
そんななかただ口を鳥の雛のようにあけ続ける哀れな姿を笑え。無力な様を嘲れ。高木ブーのような俺。もう俺は患者ではなく患畜になったようだよ。
そんな合間も隊長は患畜な自分に対しても気遣いを忘れない。何か有れば声をかける。大丈夫ですか。あと2回で削り終わりますからね。頑張ってください。おつかれまさまさ。

結局トラブルも無くミッションは終了。患者は客に戻り、喧騒の巷間へと消えてゆくのだ。


単に、神経を抜く手術したけど痛みも不快感も無くすんなりと終わってよかったなあ、と書きたかったんだけれども。一応痛み止め飲んでて頭ボーの影響か、ただでさえまとまらない文章が輪をかけてよけいわかりにくくなってるかんじだねってことね。まあ普段もそんなにわかりやすい文章書いてなさげなんだけどね。