shilog

ログです。

いつも行く図書館の隣の美術館にふらりと入ってみた。

http://www.city.kariya.lg.jp/museum/exhibition_2010_zeman.html
チェコのアニメ作家らしい。この場合のもう一人というのはイジートゥルンカだそうだ。正直どちらも知らない無知蒙昧の原形質状生物である自分はただぬるぬるとぬめる触腕を統制を無視して前後に引きずりながら館内を練り歩いた。
さて、アニメ作家といっても戦前生まれ。主に人形などを用いたストップモーションアニメが表現方法。割とそういうのは好きな方で。レイ・ハリーハウゼン的特撮とかそれこそナイトメア・ビフォア・クリスマスとか。あとはモンティパイソンのテリーギリアム部分。
さて館内。それほど広さは無い2階建てで展示室は5つほど。コンテやら試作人形やら数は間違いなく少ないであろう展示物。他には10分前後の映画作品を5,6本ほど小さなスペースのTVで繰り返し上映。あとは80分前後の中編。1日のうちに午前、昼、午後と3本時間指定で。時間の都合で午後の一本は見られなかったが。
生涯分の作品から少しだけ抜粋した形なので作風はバラバラ。気に入ったのは初期作品の人形アニメ「プロコウク氏の映画撮影」メタ的皮肉も入って10分。お得。あとは長編の「悪魔の発明ジュール・ベルヌ原作の映画化。最近はCGになれすぎているので走っている紙の汽車に乗っている人とかどうやって取ってるやらみたいな気分になる。後はあの時代の機械デザインにはひかれる。飛行船の意匠。水中自転車。ラクダにローラースケート。プロペラへの過剰の期待。まあ映画的刺激は少ないから眠くなるけど。


見られる映像はひととおりニョロニョロみていたのでそう広くない美術館に4時間ぐらい居た。たまにはこういうのもよかろう。DVD無いかなと思って帰りにTSUTAYAによってみたけど何処捜していいやらと思って帰った。SF巨大生物の島ならこないだ借りたんだが、付近にも無い。買うと高いからなあこういうのは。なんにせよ行く価値はあったな。もっと動画を見たい。